<関西オープンゴルフ選手権競技 2日目◇22日◇名神八日市カントリー倶楽部(6,900ヤード・パー71)>

 2010年の全国高等学校ゴルフ選手権優勝。ファイナルQTで出場優先順位12位という好位置で初のプロとしてのシーズンに臨んでいる竹安俊也が、初日に続いてこの日も3つスコアを伸ばしトータル6アンダーの9位タイで決勝ラウンド進出を果たした。竹安はルーキーながら開幕戦の東建ホームメイトカップに続く2戦連続での予選通過となる。

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 竹安はスタートの1番でボギーを叩くも、続く2番パー5で持ち前の飛距離をいかして2オン2パットのバーディを奪取。さらに続く3番のパー5でも2オンに成功して8メートルを沈めてイーグルを奪って見せた。6番、10番バーディのあと11番はアプローチのミスからダブルボギーを叩くも、12番パー3でティショットを10センチにつけるスーパーショット。難関の14番もバーディとするなどその力の片鱗を存分に見せつけてフィニッシュした。

 兵庫県宝塚市出身の22歳。高校は茨城県の鹿島学園に進んで全国制覇を成し遂げると、「プロも考えた」と進路を迷ったがゴルフ部監督の「まだ早い」という言葉で現在のツアーでも一大勢力となっている東北福祉大へ進んだ。4年で主将には藤本佳則、1学年上には松山英樹というそうそうたる面々。「環境はすごく良かった」という言葉も納得だ。

 現在米ツアーのトップ選手になった松山は、「何度か一緒にラウンドさせてもらったけど、手の届かない存在」。チームの中心として遠征も多かった先輩とはあまり接点を持たなかった。ゴルフを見てもらっても「あまり褒められたことがない」と苦笑い。それでも、「(松山先輩は)とにかくストイックなので見ているとこちらの意識も変わる」と接することはなくてもやはりその背中は大きく偉大だった。

 だが、プロとなったからには先輩も後輩もないサバイバルだ。拠点も地元の兵庫に移し、今年の4月には先輩の塩見好輝と共にテーラーメイドと用具契約。周囲の期待の大きさも身に染みながらのプロ生活のスタートだ。「成績を出さなければいけない責任はある。必死にやっています」。世界トップクラスに上り詰めた先輩との時間に加えて、「遊び方も覚えました(笑)」というちょっぴりヤンチャな大学生活。そのすべてを活かしていくのはこれからだ。

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