<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2日目◇16日◇太平洋クラブ 江南コース(7,053ヤード・パー71)>

 トータル17アンダーの独走でツアー初優勝に王手をかけたアダム・ブランド(オーストラリア)。追いかける日本勢最高となるトータル11アンダー2位タイにこの日7バーディ・ノーボギーの“64”をマークした岩田寛が浮上した。

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 初のメジャータイトルに好位置につけた岩田だが、「今年の年明けからずっと調子悪かったんです。今週もずっとパーオンできなくて、もう一生乗らないんじゃないかと思うくらい」。ショットの不調から開幕から2戦は52位タイ、予選落ちと低迷。昨年から海外へも積極的に参戦を続けているが、望んだ結果は出せなかった。

 懸命に調整を続けるも答えは見つからない。「8番アイアンで100ヤードくらいしか飛ばないこともあったり、ティショットも飛ばないし曲がるし…」見えないトンネルの出口を探して、先週、単身沖縄に飛んだ。南国で迎えてくれたのは、少しだけゆっくり流れる時間と気の置けない友人達。プライベートでのラウンドは友人3人対岩田の変則マッチをするなどして負けると「ちょっとイライラした(笑)」。それでも、そうして騒いでいるうちにモヤモヤは、晴れた。

 この日の朝は、10球ほどで練習を切り上げてティオフを迎えた。「練習をしないようにして、シンプルに考えるようになった」。1番ホールはさすがにエンジンがかからなかったが、「2番のセカンドくらいから良くなった。もしかして少し抜け出せたのかもしれない。不思議とチャンスが多かった」と中盤にバーディを集めて一気にリーダーボードを駆け上がった。

 だけど、自身の調子についてはまだ「半信半疑」。明日の最終日も「起きてみないとわからない」とこの人らしい。今大会を勝てば手に入る5年シードも「シードというよりは1年1年が勝負」と気にする様子はないが「勝つことにモチベーションはある」。6打差をあきらめるにはまだ早い。

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