<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 初日◇14日◇太平洋クラブ 江南コース(7,053ヤード・パー71)>

 500ヤードの難関パー4の15番から圧巻の4連続バーディ締め。武藤俊憲がノーボギーの7アンダーで回り、日本人選手最高位となる首位と1打差の2位タイスタートを決めた。

国内男子ツアーの最新情報を写真でチェック!
 OUTから出た前半9ホールは6番のバーディひとつ。難度の上がるINのバックナインでアクセルを踏み込んだ。「一生懸命やった結果。ここはINのほうが絞って打たないといけないんです。ターゲットが明確で打ちやすい。頑張らなくていいというか目いっぱいドライバーを打たなくてもいい」と自身との相性をいかして急浮上を果たした。

 状態は決していいものではない。「プロアマでもひどくてアマチュアの人にお願いしていたくらい」。生命線のショットに不安を覚え、前日は練習ラウンドも行わず練習場で長時間にわたり調整を行った。ツアーが誇るショットメーカーも、初日のティオフを迎えても不安は消えなかった。

 それでも「ムキになってもしょうがない。そうなると倉本さんの思うつぼ。バシバシ振り回さないで、手嶋さんみたいにゆっくりコントロールすればいい」。もうすぐベテランの域にもさしかかる37歳。「そういう風に切り替えていかないとこの世界ではやっていけないからね」。今季初のメジャーで、これまでとはちょっと違った一面を見せている。

 ショットの不安をカバーする新兵器も好スタートを後押しした。先週行われた「レジェンドチャリティプロアマ」から、ボールをタイトリストのPRO V1xの最新モデルに変更。変更直後は合わなかったものの今週に入ってようやくフィット。スピンのイメージがそろったことにより「グリーン周りの安心感がより一層よくなった」と安定感を生んだ。

 これまで積み重ねた5つのタイトルは、ショットに支えられた爆発力で獲ってきた。だけど年を重ねて「次の日つらいし、体は重いし、(好物が)カルビだったのがヒレになってきているし(笑)」。いつまでもイケイケのゴルフばかりもしていられない。“オトナの”武藤がこれまでとは一味違った勝利を演出する。

<ゴルフ情報ALBA.Net>