<ザ・プレーヤーズ選手権 最終日◇10日◇TPCソーグラス>

 「可能性のまったく感じない優勝するゴルフではなかったのが前提として悔しい」。今季最高の8位という成績にも石川遼は表情を引き締めた。米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」の最終日。首位と3打差の11位タイからスタートした石川は、2バーディ・1ボギー“71”でトータル8アンダー8位タイで初出場の“第5のメジャー”を終えた。

松山との2ショットも 石川遼のこれまでの歩みを写真で振り返る
 米ツアー初優勝を見すえた前半は我慢のゴルフだった。「バーディパットを外してもったいないというより、全部ボギーにしてもおかしくないところからパーをとっていた」。粘り強くパーを拾ってチャンスを待つと、9番のパー5でようやくこの日初バーディ。逆転の望みをつないで、サンデーバックナインを迎えた。

 「後半もトップと2打、3打差とのところにいたのは知っていた」。しかし、思うようにチャンスを拾えない。「11、12番でも少ないチャンスが決まらなかった。あれが決まっていたら、というのはあるけど、でも決まらなかった分クールにいけた。心に波風立たず、フラットにできた」。15番でボギーを叩くも、気持ちを切らさず直後の16番でバーディを奪取。優勝争いとはならなかったものの、エリートフィールドでの戦いをトップ10で締めくくった。

 「今日は流れ的に厳しいものあった。昨日までラッキーを使い果たしたみたいな。我慢、我慢でやらなくちゃいけなくて、その中でどこまでやれるかというチャレンジ。でも4日間アンダーで回れたのはすごくよかったし、崩れる要素が本当にいっぱいの最終日だったけど我慢できたので、次に繋がったと思う」。

 松山英樹、この日同組で回ったビリー・ホーシェル(米国)など今大会でも20代の活躍が目立つ結果となった。優勝は自身の1つ前の組を回ったリッキー・ファウラー(米国)。もちろん気持ちがかきたてられるものはある。「積み重ねだと思う、すべては。あそこに行きたいという気持ちだけでは無理。トップにいる人は長い間積み重ねている」。充実感と悔しさを糧にして、頂点へ一歩ずつ積み重ねていく。

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