<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇10日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(6,550ヤード・パー72)>

 2日目に首位に立った、国内ツアー初参戦の女子大生プロ、チョン・インジ(韓国)。この日は2位に5打差をつけスタートすると、これまでと同じく20歳とは思えぬ堂々としたプレーを披露。強風に悩まされスコアを1つ落としたが、前日までの貯金を活かし他の選手に影すら踏ませずに逃げ切り、メジャーを制覇した。

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 初参戦でメジャー制覇は史上初の快挙。また昨年に成田美寿々が21歳215日で達成した大会の年少優勝記録を20歳273日で塗り替えた。

 これまで韓国ツアーで5勝を挙げているが、ここまで差をつけたことはなく「初めてです。いつも接戦。いい経験ができました」と異国で自身の成長を実感。愛称はディズニーのキャラクター“ダンボ”だが、応援に駆けつけた韓国のファンだけでなく、日本人ギャラリーにも「ダンボ、と声援をいただけて嬉しかったです」とはにかんだ。

 チョンはこの勝利で6月5日(金)の午後5時までにTPD(トーナメント・プレイヤーズ・ディビジョン)単年登録の申請をし、承認され所定の手続きをすればその翌日から365日以内に開催される国内女子ツアーに出場することが可能となる。

 「2日間一緒に回ったイ・ボミプロには“日本でプレーしたら”と言っていただきましたが、まだ私には学業が残っているので。韓国に戻ってからしっかり時間をかけて考えたい」。チョンは現在大学の3年生。卒業までは日本ツアーや米ツアーに本格的に参戦することはなさそうだ。なお、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯や日本女子オープンなど数試合にはこの優勝の資格で出場することができる。

 快挙を達成しても会見ではプレー中同様に落ち着いた印象で報道陣の相手をしていたチョン。「毎年成長を続けながら、その成長をみんなに見せること」が自身の目標だという。恵まれた体格に、強靭なメンタル。20歳にしてすでに完成されたプレーヤーだが、もちろんまだ伸びしろもあるだろう。今季は「全米女子オープン」に参戦予定だというチョン。日本のメジャーに続き海外のメジャーで活躍する日もそう遠くないかもしれない。

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