<中日クラウンズ 最終日◇3日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)>

 愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースにて開催された国内男子ツアー第2戦「中日クラウンズ」。見事王冠を手にしたのは、2012年の覇者・I・J・ジャン(韓国)だった。

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 同組の片山晋呉と並ぶ首位タイでスタートしたジャン。だが、チャンスホールの2番でバーディパットをショートさせると、3番までに2つのバーディを奪った近藤共弘に並ばれる展開に。しかし、ジャンは落ち着いて続く4番で6メートルを沈め最初のバーディを奪うと、次の5番でもセカンドショットを1.5メートルにピタリ。頭1つ抜け出してサンデーバックナインへ入った。

 後半は一転し我慢比べに。午前よりも強い風が吹き、速く硬くなったグリーンに多くの選手がスコアを落とす展開となった。ジャンも13番で1メートルのパーパットを外してその波に飲まれそうになるが、次の14番で7メートルのフックラインを読みきりナイスパー。悪い流れを自らの手で止めると、最後は大観衆の見つめる中バーディフィニッシュ。2位に4打差をつける圧勝で、大会2度目の戴冠を遂げた。

 ここ5年間、和合で優勝2回、2位が2回と抜群の成績を誇る。最低の成績でも13年の14位タイ、もちろん予選落ちは無し。その絶対的な相性の良さの理由をジャンは2つ挙げる。1つは試合に臨む環境が良いこと。「名古屋は雰囲気も良くて、とにかく美味しいものが多いので大好き。中でもひつまぶしは後輩に飽きられるくらい食べてます(笑)体力が付きますしね」と気分良くティグランドに立てることが要因と語る。

 そして何より自身が和合での戦い方を知っていることに尽きる。「ここはコースマネージメントがとても大事。グリーンが難しいし、強い風も吹く。だから欲張りしちゃうとすぐに落ちていく。本当にチャンス以外はグリーン真ん中を狙ったりと、我慢して我慢したらスコアが出ると思いますよ」。

 これで日本ツアー通算3勝目。昔は米国男子ツアーを目指していたこともあったが、「今は日本が大好き」と国内専念を宣言。「今年の目標は賞金ランク10位以内です。そこを目指して頑張りたい」。好相性の舞台で最高の結果を残したジャン。さらなる高みを目指しメジャー初戦へと向かう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>