<フジサンケイレディスクラシック 最終日◇26日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,367ヤード・パー72)>

 惜しくも勝利はならなかったが“松森彩夏”の名を広めるには十分すぎる戦いぶりだった。国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」の最終日。3位タイからツアー初優勝を目指した松森彩夏は一時はトップに立つも、INの後半でスコアを落とし2位タイで激動の3日間を終えた。

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 1番は「ティショットが緊張して」とボギーを叩いたが、4番で戻し次の5番(パー5)では2オンに成功し、7mのイーグルパットをねじ込んだ。さらに続く6番でもバーディを奪いスコアを3つ伸ばした。プロになって初めて優勝を狙える立場でサンデーバックナインへと向かった。

 松森は10番でもバーディを決めて勢いをさらに加速させると、続く11番でトップを走る一ノ瀬優希とついに捉えた。さらには12番でもバーディを奪い。いよいよリーダーボードの頂点に立った。

 だが昨日から課題に挙げていた後半の14番で流れが一変。3mのパーパットをショートすると、次の15番でもボギー。そして1打差に6人が連なる大混戦で迎えた18番で、「今日の中で一番悔しい」と1メートルのパーパットがカップに蹴られ万事休す。それでもプレーオフの可能性を残したが、同期の藤田光里が劇的なバーディパットを沈め初優勝はお預けとなった。

 前半は松森らしく攻めのゴルフで1イーグルに2バーディ。「途中までは自分の思い通りにプレーでき自信につながる」と納得のラウンドだった。それだけに最後の1打が悔やまれる。「パーパットをショートするなど悔しい場面はいくつもあったけど、18番の3パットは本当に悔しい。(プレーオフに備えて)待ってるときもその悔しさしか頭に浮かんでこなかった」。

 「でも、最後のパットは今までにない緊張感だった。この経験を次に活かせるように頑張っていきたい」と最後は涙を浮かべながら気持ちを言葉に込めた。昨日のオーバーパーを感じさせない強気のゴルフで、リーダーボードを最後まで賑わせたプロ2年目。今大会の経験を糧に、次なる舞台へ歩んでいく。

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