<フジサンケイレディスクラシック 2日目◇25日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,367ヤード・パー72)>

 「2日目に伸ばさないと優勝争いに加われない」。その言葉通りの展開となった。国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」の2日目。7位タイからスタートした一ノ瀬優希が5バーディ・ノーボギーの“67”でラウンド。単独首位に浮上した。

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 「チャンスにパットが入ってくれた」と振り返る今日のラウンド。2番でバーディを先行させると4番から連続バーディ。7番でこの日唯一のピンチを迎えるが、「ストロークよりも入れることだけに集中した」と、3メートルのパットをねじ込みパーセーブ。その後も順調にスコアを伸ばし、トータル7アンダーと2位に2打差をつけてトップに躍り出た。

 それでも今日の自己評価は「70点…いや80点くらいかな」。残りの20点はパットで大きくオーバーしたり、風が強く逃げたショットがあったこと。そして何より「100点って言ったら、これ以上がないってこと。もっとバーディを獲れたと思うし、明日は今日以上の結果を出せるように頑張りたいから」。

 そんな強い気持ちは昨年、左鎖骨痛で長期離脱したときに培ったもの。リハビリを行った国立スポーツ科学センターで多くのアスリートと触れ合うことで心境が変化した。「最初、私は何で治らないんだろうって落ち込んでいた。でも同じリハビリの仲間は、“早く復帰したい”という強い気持ちで取り組んでいた。それを見たり実際に言葉にして言われることで私もこんな気持ちじゃダメだなって」。

 また、もう1つ仲間に教えられたのは“前を向くこと”。それを周りから強く感じたという。「みんな前を向いてるんですよね。落ち込んでいても見ているところは決まっていて、きちんと目標に向かっていた。自分に足りないものはこれなんじゃないかなって」。その為に今まで以上に自分の身体と向き合った。どういう怪我をしやすいのか、どのスイングだと怪我につながってしまうのか。先生と話し合いながら答えを出していった。

 そうして作ったスイング。まだ修正している最中だが、「飛距離も出たし、ミスの幅が小さくなった。そして痛みもなくなってきている」。今後の目標であるメジャー初戦「サロンパスカップ」に向けて順調に来ていると笑顔を見せた。「調整している過程の中で、優勝争いができているのはとても良い感じです」。

 「今日は伸ばすことだけを考えてプレーした。明日も今日の良いイメージを持って、周りは気にせず自分のペースでやっていきたい」と最終日のプランを語った一ノ瀬。大会レコードを持つ舞台で、強い気持ちを武器に今季初優勝を目指す。

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