<東建ホームメイトカップ 2日目◇17日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(7,081ヤード・パー71)>

 強風が吹き荒れ、初日上位が軒並みスコアを崩すなか、“スリクソンヤングボーイズ”の2人が浮上してきた。松山英樹・石川遼と同世代の小袋秀人と、20歳の稲森佑貴が首位と2打差の6位タイに浮上した。

 この日最小ストロークとなる“66”でラウンドしたのは小袋。前半に2つ伸ばすと、後半は我慢の展開ながら17番で会心のイーグル。最終18番もバーディを奪い、トータル5アンダーでホールアウトした。「アメリカにいる同期2人と比べても負けていない」と、183cm80kgの恵まれた体格を生かしたドライバーの飛距離が魅力だが、強風の影響を考え、コントロールショットを意識し、見事難コンディションを攻略した。

 『中日クラウンズ』にも推薦での出場が決まっているが、結果を出せば今後の試合出場も見えてくる。「いい位置なので気負わずリズムを大事にして、上にいければいいかなと思います」と残り2日間に全力を尽くす。

 レギュラーツアーデビュー4年目の稲森は、昨季「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で2位、「ダンロップフェニックストーナメント」で初日首位からの結果11位タイという“孝行もの”で、賞金ランク75位に入り、ぎりぎりで第2シードを獲得。今年からツアー本格参戦となり開幕戦も初出場だが、緊張感の飲み込まれずに2日連続の60台。上位での予選突破を果たした。

 昨季は7試合に出場。同伴プロの小技の引き出しに驚き、そこで“盗んだ”ものをオフで実践することで自信がついてきたという。最も印象的だった選手は、「マイナビABCチャンピオンシップ」を含め2度同組で回った藤田寛之だという。「残り40ヤードの難しいアプローチで、13フィートの速いグリーン。“あ〜、ついに藤田さんにボギーがきたな”と思ったら、ベタピンでびっくりしました」とツアー屈指の名手の技を目の当たりに。ホールアウト後、「勉強になりました」と話しかけると“そっちのショットのほうが良かっただろ。教えてくれよ”と返された。その時にリカバリーの技術の必要性を痛感させられたことが、生きているという。
 
 スリクソンの代表選手は“世界の松山”だが、国内ツアーでも、松山に続けとばかりに若手が殻を破ろうとしている。

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