<スタジオアリス女子オープン 2日目◇11日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6,376ヤード・パー72)>

 国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」の2日目。40位タイから出た岡村咲が6バーディ・1ボギーでこの日のベストスコア“67”をマーク。一躍2位タイまで浮上し、優勝戦線に躍り出た。

2位に急浮上の岡村咲、マスクを脱いで素顔を披露!
 夏までは大きなマスクをしてラウンドするという岡村。花粉症に加え小麦や卵、乳製品などの食物アレルギーとも戦っているのだ。この持病の治療のため今オフは3ヶ月間で5回しかラウンドできず、現在も満足に練習ができる状況ではないという。その中で「今日はギャラリーが多くて、気持ちでもったかな」と、試合に駆けつけた熱心なファンの声援に後押しされるようにスコアを伸ばしていった。

 最近、東京での生活をサポートしてくれる恩人が亡くなり、今週は喪章をつけながらプレー。その恩人が「パターを入れてくれたかな」と涙ぐむ場面もあった。病魔と、悲しみと戦いながらプレーする岡村。明日の最終日は「今日のようなプレーをしようと思ってもできないので、平常心でプレーしたい」。上位の選手たちが思うように伸ばせずに巡ってきたチャンス。無駄にはできないだろう。

 会見で岡村が熱心に話していたのが、自身が使用する道具のこと。今季からギアの契約がフリーとなり、“ジャンパティスト”という聞きなれないブランドのドライバーを使用している。色は玉虫色で女子プロで使用しているのは岡村ただ一人だろう。アイアンも女子には珍しいマッスルバックタイプ、しかも名前が刻印されたオリジナルモデルだ。クラシックなギアが好きで、選択する際に一番重視するのは操作性。アイアンに関してはここ4週間、毎週使用するものを変えているが「まだ満足いくものができない」という。

 パターはピンの「1-A」を使用。これは地元・徳島の練習場に眠っていたものを父親の茂和さんが発見し愛用するように。それから父親とパター勝負をすると負けるようになり「これはパターがいいんじゃないか」と思い、昨年の8月から実戦に投入した。この「1-A」は1959年に発売されたモデル、実に50年以上前に発売されたパターで戦っているとは驚きだ。

 玉虫色のドライバーにマッスルバック、そして50年もののパターと使用ギアがとにかく個性的な岡村。明日の最終日、彼女のプレーの他にその手に握られているものにもご注目を。

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