<マスターズ 事前情報◇7日◇オーガスタナショナルゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>

 「これが私の最後のマスターズだ。とてもハッピーな気分だよ」。1972年にアマチュアとしてマスターズに初出場。1984年、1995年チャンピオン。PGAツアー19勝…数々の名シーンをオーガスタに残してきたマスターの一人、ベン・クレンショー(米国)が44度目の出場を最後にマスターズを引退することを発表した。

【写真】ベン・クレンショー、師匠の死を乗り越え涙の優勝
 クレンショーのマスターズといえばもっとも印象的なのはやはり1995年大会。大会開幕一週間前にジュニア時代からの師であるハーベイ・ペニック氏の死去を知らされてクレンショーは悲しみも癒えぬままティオフを迎えた。それでも初日を70で滑り出すと、67、69、68とアンダーパーを並べてトータル14アンダーでフィニッシュ。

 デービス・ラブIIIを振り切って優勝を決めると、師を思って18番グリーンで泣き崩れた。「私のバッグには15本のクラブが入っていた」という言葉はマスターズ史上に残る名言として語り継がれている。

 ロングヒッター有利のオーガスタで2勝を挙げた要因はパッティング。175センチと決して体格に恵まれてはいなかったが、それを補って余りある小技の技術はまさにマスターの名にふさわしいもの。レジェンドのラストマスターズをしっかりと目に焼き付けたい。

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