<ANAインスピレーション 最終日◇5日◇ミッションヒルズカントリークラブ(6,769ヤード・パー72)>

 過去最高の2位スタートからムービングデーの急降下。それでも、最終日は意地を見せた。トータル4オーバーの58位タイから出た宮里藍は1イーグル・3バーディ・2ボギーの“69”とスコアを3つ伸ばし、トータル1オーバー41位タイで11度目の今大会を終えた。

スマイル満開!宮里藍の特選フォトギャラリー
 “78”を叩いた3日目から一転してこの日は安定したプレーを見せた。「昨日はちょっと守りに入っているところがあって、今日はアグレッシブにいこうと」と3日目に苦しんだパッティングを修正。5番では上から5メートル、7番では2メートル、10番は3メートルとチャンスを確実にモノにした。

 後半に入って前の組との感覚が空いたことで「急ぎ気味にやろうと思ったところで流れが悪くなってしまった」と11番、14番とボギーが続いたものの、15番で一振りで悪い流れを吹き飛ばす。387ヤードのパー4。フェアウェイから112ヤードをピッチングウェッジで放ったセカンドは「ライン出しもすごく良くて、うまく転がって入ってくれた」と直接カップに消えた。

 今週2つ目のイーグル。セカンドショットの精度もさることながら、驚くべきはその飛距離。やや打ち下ろしで乾燥した気候も手伝っているが約270ヤードのビッグドライブ。決してロングヒッターとは言えない宮里にとっては破格の飛距離だ。その要因は耐えず続けているトレーニングに加え、ドライバーのスペックの調整効果も大きい。

 ブリヂストンゴルフのJ715 B3ドライバーにグラファイトデザインのMT-5の組み合わせは変わらないものの、昨年のオフからシャフトの長さを0.25インチ伸ばして46.25インチに組み替えた。ブリヂストンのプロ担当によるとこれにより、打ち出し角が1度ほど上がり、スピン量は200回転ほど減少。宮里自身も「毎回ではないけれど、10ヤードくらいは飛んでいると思う」とその効果を認めている。

 「アイアンも高い球が打てているし、ショットに関しては維持をしていきたい」。総距離が長く、過去苦しんでばかりいたミッションヒルズCCで60台を2度出せたことはこれまでとはショットの内容が変わってきている証拠でもある。苦しみの中にいた昨シーズン。宮里は確実に復調への階段を上っている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>