<ANAインスピレーション 初日◇2日◇ミッションヒルズカントリークラブ(6,769ヤード・パー72)>

 2005年に初めて踏んだミッションヒルズの芝。今大会11度目の挑戦にして過去最高のスタートだ。米国女子メジャー初戦「ANAインスピレーション」の初日。宮里藍が1イーグル・3バーディ・1ボギーの“68”で回り、4アンダー2位発進を決めた。

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 朝に吹き荒れた北風もおさまった絶好のコンディションの中、INから出た宮里は序盤で早々に見せ場を作る。11番パー5、228ヤードのセカンドはグリーン左手前のラフにつかまった。バンカー越え打ち上げのアプローチ。サンドウェッジで柔らかく打ち出されたボールは手前から転がってカップに消えた。

 「あのイーグルでだいぶ弾みがついたと思います。ラッキーがあると乗っていける」とその後も小気味良いリズムでコースを攻略。4番でボギーを叩くも、18番パー5では10メートル近くある段上からのフックラインをねじ込んでバーディ。さらに2番は上から3メートルのスライスを読み切って右拳を何度も握りしめた。

 続く3番は11メートルを沈めて連続バーディ。「3番はしっかり打ち過ぎました(笑)。あれはラッキー」とタッチが強く入ったことに苦笑いを浮かべたが、「スピードだけ合わせていければそこまで難しくはない」と冷静にパーを重ねて首位タイでホールアウトして見せた。

 昨年は「人生で初めて」と語るほどのパッティングのスランプにおちいって賞金シードを失った。生命線でもあるパットの復調をこのラウンドだけで語ることはできないが、「ここ数週間ずっとこういう感じでプレーできているので、気負わずにそのままの流れを上手く体現できた。深く考えずにシンプルにプレーできたので理想的な精神状態だった」と笑顔を見せた宮里。今季の取り組みは確実に復活への道を歩んでいることを感じさせる18ホールだった。

 「いいスタートを切れたことは間違いないので、このチャンスは活かしたい」と好スタートは素直に喜んだが、まだ初日とあってスタンスはぶれていない。「明日はこのプレッシャーの中、自分の課題としているパッティングがどれだけできるか。自分を試せる機会になると思うし、しっかりと自分と向き合って明日も頑張りたい」。地に足をつけて、まずは目の前の一打を見つめていく。

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