<ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 2日目◇14日◇土佐カントリークラブ(6,217Yards ・パー72)>

 国内女子ツアー第2戦『PRGRレディスカップ』2日目が終了。オフに「複数回優勝して、少しでも賞金女王に近づけるように頑張ります。地元の四国でやる試合と日本女子オープンは勝ちたい」と語っていた四国・徳島県出身の鈴木愛が5アンダーの5位タイに浮上し、地元Vへ向け、射程圏内につけた。

昨季躍進の鈴木愛 キッカケは2つの出会いと同期の存在
 昨季、日本女子プロ最年少優勝(20歳128日)で注目を集め、新人王に輝いた鈴木。若手のなかでは最も活躍が期待される選手だが、今季開幕2戦目で優勝を狙えるチャンスが訪れた。「先週の開幕戦は予選落ちだった。今年は頑張って上位を目指したい気持ちが強かった」という。この日3つスコアを伸ばしたが「1mのバーディパットを外しましたし、もったいないプレーが多くありました」と現在のショット、パット両面の調子の良さからは、まだまだ足りない様子だった。

 今オフはウェッジの精度を重点的に磨いてきた。ウェッジに苦手意識があり、中途半場な距離、特に60ヤードに不安を覚えていた。球数は多くないが、幼少期から師事している南秀樹コーチとともに、時間をかけてみっちりと鍛錬。南コーチにいわく、鈴木のクセは「(ウェッジでの中途半端な距離は)緩んだり強く入ったりすること」だという。

 具体的な取り組みとしては、キャリー60ヤードを、左足上がり、左足下がり、ツマ先上がり…などあらゆるライを想定してイメージを作った。「まず手先の余計な動きはNG。そしてアドレスのセットアップは変えずに、フォローの出し方、抜き方で打ち分ける方法を取り組みました(南コーチ)」と、左足下がりならフォローを長く出せないのでクラブヘッドを切り上げるなど、ライごとに1つ1つイメージを固めていった。

 苦手な距離を重点的に鍛えることで「ウェッジの60ヤードだけでなく、ショット全体が思い描いたイメージを出しやすくなった(鈴木)」と効果を実感している。

 優勝を目指す最終日。集中を切らさず、中途半端な距離もしっかりとパーセーブしていくことが必須。上位がスコアを伸ばせない展開で、鈴木がスコアを落とさずジワジワと上がっていけば…。鍛えてきた60ヤードが2勝目を手繰り寄せたと言えるだろう。

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