ゴルフメーカー別に、2014年の振り返りと新シーズンへの展望を、5大トピックとして紹介していくオフシーズンの連載企画。第1回【テーラーメイド編】からスタートします!

(1)飛びの新理論・ロフトアップが日本上陸!多くのプロが2桁ロフトに

 “打ち出し角はより高く、スピン量をより少なくすれば飛距離が伸びる”との結論に達し、打ち出し角とスピン量の理想値を“17°/1700回転”であると導き出したテーラーメイド。以前は重心をヘッド後方に持っていき、慣性モーメントを高めることが重要であると考えられていたが、それでは“高打ち出し”と“低スピン”を同時に実現するのは不可能だった。しかし“飛びの溝”『スピードポケット』がもたらした“ロー・フォワードシージー(低・前重心)設計”によりスピン量を減少できたことで、ハイロフトにしてもスピン量が増えずに直進性を高める飛びの新理論『ロフトアップ』に行き着いた。『ロフトアップ』は2014年のテーラーメイドの代名詞で、多くのツアープロたちはハイロフトモデルで飛距離を伸ばしていた。

(2)GLOIRE Fがシニアツアー3勝!女子ツアーでも使用率No.1

 初代GLOIREは“つかまりの良さと飛距離性能の高さ”でプロ、アマ両面から高い評価を受けていた。名器と呼ばれた初代を彷彿とさせる『GLOIRE F ドライバー』は2014年を象徴するクラブのひとつであったと言えるだろう。シニアツアーで「ファンケルクラシック」での尾崎健夫、「日本プロゴルフシニア選手権大会」での尾崎直道、「コマツオープン2014」での室田淳と3人の優勝に貢献。女子ツアーでは「meijiカップ」での投入以降、17戦中15戦でモデル別使用率を獲得した。

(3)Rシリーズ史上最高傑作、R15ドライバーを投入

 つねに革新的な機能を備えていたRシリーズだが、12月に発売された新作はテーラーメイドいわく“シリーズ史上最高傑作”。飛びを生み出すテクノロジーを結集したという。『R15 ドライバー』は2つの“スライディング・スプリット・ウエイト”をスライドさせる“フロント・トラック・システム”が特徴でより細やかな弾道調整が可能になり、またさらなる低・前重心化で飛距離アップを実現するという。男子ツアー最終戦「JTカップ」では9名のプロが使用し、モデル別使用率1位を獲得。新シーズンへ向けて順調な滑り出しを見せた。

(4)新たな溝を搭載したRSiアイアンが登場

 テーラーメイドのアイアンの特徴は『貫通型スピードポケット』と呼ばれる“ソールの溝”だが、12月に発売された『RSiアイアン』は新しく“フェーススロット”というフェースの溝を搭載。ミスショット時の飛距離ロスを大幅軽減し、つねに安定した飛距離をキープできるという。アマチュアのアイアンショットの懸念は“縦の距離のバラツキ”。近年のアイアンは“飛んで当たり前”だが、飛距離が出た上で毎回同じ飛距離コントロールができるアイアンとして注目を集めているモデルだ。

(5)テーラーメイド契約若手女子プロ5名がQT通過!活躍に期待

 テーラーメイド契約選手で“ネクストブレイク候補”のイキのいいプロが複数名がファイナルQTを通過した。期待がかかる松森彩夏(20歳・QT11位)、江澤亜弥(20歳・QT21位)、大西葵(20歳・QT36位)、永峰咲希(19歳・QT37位)、濱美咲(21歳・QT38位)の5名。松森は長身を活かしたドライバーの飛距離が魅力で、江澤は堅実のオールラウンダー。大西は爆発力があってメンタルが強いプロ向きな選手で、永峰は柏原明日架や堀琴音ともにナショナルチームに選ばれてた実績を持つ。濱美咲はパッティングが急成長したことでQTを突破した。近年は女子ツアーはフル参戦初年度でも、勢いで一気に優勝までたどり着く若手がどんどん増えている。5選手とも独自のキャラクターを持っているので、新シーズンの注目株して覚えていて欲しい。

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