2015年になったね。2015年といえば、ゴルフ界では“2015年問題”になるのかな。今年からゴルフ人口の減少の長期減少化が顕在化して、倒産するゴルフ場などが出ててくるなどゴルフ界に影響が出始めるんじゃないかと言われている。団塊の世代がゴルフができなくなり、昨今言われているように若いゴルファーは増えてないようだから、こうなることはしょうがないとも言える。

タケ小山のプロフィールとこれまでのコラム
 ゴルフ人口の減少はやっぱり魅力がなくなったのが大きいよね。昭和40年代の高度成長期の日本ではゴルフは憧れのスポーツだったんだよ。高嶺の花じゃないけど、サラリーマンでも重役クラスじゃないとゴルフはできなかった。ジャンボさんや青木さんのようなスターの存在も大きかったと思う。

 でもバブルが弾けてからは、やろうと思えば手が届くスポーツになったんだ。スキーやテニスしかり、昔は一部の人しかできなかったけど今では皆ができるようなスポーツになったんだ。“大衆化”されたんだよ。それならば、もっと開かれたスポーツになっていかなければいけないのが自然の流れだと思う。

 でも日本では一部のゴルフは“高貴なスポーツ”だと思っている人たちがJGAなどの団体の上のほうに多数いる。正直、その人たちはゴルフ人口を増やそうとしていないんじゃないかな。オリンピックの会場を決める時が顕著だったけど、そういう超名門のメンバーだったりする一部の人がゴルフ界の舵取りをしているのでは一般の人はついてこれないし、ゴルフ人口は増えないよ。そもそも普及活動のために各協会は法人資格をもらってるんだから、もっと大衆に目を向けて本気でゴルフの普及に努めて欲しいよね。

 あと、ゴルファーを増やすにはやっぱりもっとスターを増やさないと。それには国内ツアーがもっと盛り上がって、試合数が増えることが重要。来季は2試合増えたようだけど、日照時間が長くて多くの選手が出られる5、6、7月にオープンウィークがあるのはどうだろう。限られた選手しかでれない秋口の試合が多くても、新しいヒーローは登場しにくいと思う。多くの選手に出場の機会が与えられる時期に試合を多くして欲しいよね。

 あと、JGTOは選手を“勝ってきてください”と海外に送り出したほうがいい。あなたが勝つことで我々が潤うんです、って発想をもたないと。あなたが出ないと試合ができません、じゃなくてね。松山君や石川君に足かせをしてもしょうがないじゃない。テニスの錦織圭選手がいい例だよ。彼が海外で活躍したから、ラケットが売れてテニススクールが盛り上がってるんだから。JGTOにはもっとビジョンを持ってやってもらいたいよね。

 ゴルフ界は危機的な状況を迎えてるけど、ボクが感じる限り業界の人たちは危機感が少ないよね。舵取りをしている人たちに期待ができないのだから、用品メーカーの人たちやメディアもちゃんとビジョンを持ってやらないとゴルフ界は盛り上がらないよ。今回、書いたほかにもJGTOなど各団体が主催権を持つべきなど言いたいことは山ほどある。日本のゴルフ界にはまだまだ改善すべき点が多数あるよ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>