<ゴルフ日本シリーズ JTカップ 初日◇4日◇東京よみうりカントリークラブ(7,023ヤード・パー70)>

 最終戦までもつれた賞金王争い。約1550万円差を追う藤田寛之が過去3勝を誇る舞台で逃げる小田孔明が1イーグル・4バーディ・ノーボギーの“64”をマーク。頂点を争う藤田、近藤共弘と繰り広げたガチンコ第1ラウンドを制し、6アンダー単独首位スタートを決めた。

“最多勝での賞金王”を獲りたい小田孔明
 終わってみれば単独首位だが、スタートから藤田の強烈なプレッシャーに脅かされた。藤田が1番、2番と連続バーディ。「あ、これ今日は“61”だなと(笑)。それくらい覚悟しました」。6番パー5では手前から約20メートルを放り込んで小田がイーグルを奪ったかと思えば、藤田も横から大きくスライスするラインを決めてイーグル。これには「すごいんですよ。パターが本当にハンパない」と笑うしかなかった。

 それでも、このイーグルをきっかけに「いつもの感覚になった」と小田本来の切れ味鋭いショットが復活。13番では約158ヤードのセカンドを8番アイアンで50センチにつけるスーパーショットでバーディを奪うと、次々とアイアンをピンに絡めてリーダーボードを駆け上がった。「もう最高でしょ。これ以上何をって感じ」と会心の初日に満面の笑み。最大のライバル藤田には5ストロークの差をつけて見せた。

 しかし、このままやすやすと逃げ切らせてくれないことは誰よりも小田自身が分かっている。「このまま終わるような3人(賞金王の可能性を残す藤田、近藤、岩田寛)じゃない。明日も無駄なダボ、ボギーを打たないように。自分が伸ばしていけば相手も焦るだろうし」。ゴルフはコースとの戦いなんてキレイごとは言っていられない。ライバルは存分に意識しながら、週末得意の逃げ切り体勢に持ち込んでいく。

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