<カシオワールドオープン 初日◇27日◇Kochi 黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>
 
 ホストプロとしての責務を担い「カシオワールドオープン」に挑んでいる石川遼。この日、10番からスタートした前半は3バーディ・ノーボギーと安定感あるゴルフを展開するが、後半の1番、3番でボギーを重ねスコアを落とす。だが「4番からいい状態に戻せた」とすぐさま取り返し、最終9番では残り80ヤード付近から30cmのベタピンに寄せバーディフィニッシュ。初日を3アンダーで終え、上々の滑り出しを見せた。

復調を狙う石川遼、中学3年への原点回帰
 ここ3試合で“初日が良くない”ということを自覚していた石川。最近は周りを見ながらゆっくりエンジンをかけていたが、この日は「前半からガツガツ行く」と決めていた。「このコースは常にバーディチャンスに寄せないとおいていかれる」と序盤から“飛ばしていくぞ”という勢いが感じられた初日だった。

 プレーには自信がみなぎっていたが、一方ヒヤヒヤすることも。それは先週の「ダンロップフェニックス」からバッグを担ぐ、妹の葉子さんの立ち振る舞い。「完璧に仕事をこなしてくれてますが、やらかしそうになったのがこの2週間で2回あります」といい、一回はこの日の11番での話。「岩田さんをラインを踏みそうになって。でも直前で彼女が気づいて避けて。見ていて危ね〜って思いしたよ」とヒヤヒヤしたという。

 だが「僕は常にキャディを話しながらラウンドしたいタイプ。バーディでもボギーでも、話が続くキャディが好き。例えば(優勝したセガサミーカップで帯同した)佐藤賢和さんはネタを仕込んできてくれる。そういう関係が好きなんです。妹とは他愛のない話ばかりでしたが、緊張感がほぐれる効果がありました」とナーバスにならずプレーできたという。

 葉子さんだけでなく他にもナーバスにならずにプレーできた理由があった。それは「ドライバーを特別視しなくなった」こと。ここ3試合ではティショットの結果の悪さを反省する弁が多く聞かれたが「あくまで14本の1本」と割り切れたことで、心に余裕を持てている。「明日は7バーディは行ける」と強気のコメントも飛び出し、試合後は陽が落ちるまで調整を行った。 

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