<大王製紙エリエールレディスオープン 最終日◇23日◇エリエールゴルフクラブ(6,428ヤード・パー72)>

 国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」の最終日。2打差の単独2位からスタートした横峯さくらがトップを走る鈴木愛をかわし逆転で今季初優勝を果たした。結婚後初となる栄冠でツアー史上2人の生涯獲得賞金10億円突破の偉業を達成した。

100枚以上の写真で大会を振り返る!!LIVE PHOTO
 「苦手の前半は我慢して、後半伸ばせるだけ伸ばしていこう」と作戦通りにプレー。同組の鈴木や酒井美紀が伸ばす中、横峯は1番からパーを並べてジッと我慢した。この日最初のバーディは8番。他の選手に比べれば遅かったが、続く9番パー5も2オンに成功、2パットで決めてさらに伸ばし勝負の後半にいい流れを作った。

 首位の鈴木と1打差で迎えたサンデーバックナイン。15番で8メートルを「2パットでOKかな。でもショートだけはしないように」と放った球はそのままカップへ。後半初のバーディを奪うと、次の16番でも残り50ヤードから2メートルにつけバーディ。この連続バーディで単独首位に浮上した。そして2位と1打差で迎えた最終18番ではバーディパットを外し1メートルを残したが、これをきっちり決めて逆転でツアー通算23勝目を挙げた。横峯の今季最終戦を観に来た多くのギャラリーに、笑顔で右手を上げて歓声に応えた。

 プレッシャーを感じ続けた大会だった。いつも夫でありOKラインメンタルトレーナーの森川陽太郎氏と大会や毎日目標を設定し、それに向かってプレーをする横峯。その目標を今大会では高く設定。「初日から“7アンダー”でいこう。大会を通じては“トータル16アンダー”を目指して頑張ろう」と予選ラウンドから負荷をかけた。目標を達成できなくてもペナルティは無いが「漠然とした目標では意味が無いですし。“腹を括って”やっています」と自ら掲げた目標が常に重くのしかかった。

 3日目終了時点でトータル14アンダーだった横峯は、「目標まであと2つだから、明日はあと2つ伸ばせば…」と楽な気持ちでいた。しかし森川氏からは最終日の目標は今日までと同じ“7アンダー”。さすがに反論したが、目標を変えずそのまま行くことに。「恨む…ってわけじゃないけどかなり苦しめられた(笑)」。そのプレッシャーに耐え抜き良いプレーを続けられたことで自信が生まれ“ちょっと外すかもと思った”最後のウイニングパットを決めきった。

 「結婚してから成績が良くないということも耳に入っていた。だから今日勝てて本当に嬉しかった」と語る横峯。今回の勝利は紛れも無く夫婦二人三脚でつかんだもの。今後は、国内ツアー最終戦「リコーカップ」には出場せず、米国QTに向け備える横峯。今季最後の試合で日本のファンに最高の笑顔をプレゼントした。

<ゴルフ情報ALBA.Net>