<ダンロップフェニックス 3日目◇22日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>

 前半からそろってスコアを伸ばした最終組の松山英樹、ジョーダン・スピース(米国)、I・H・ホ(韓国)。松山も「いい組み合わせだった」と語るほど好プレーを続けたパーティだったが、思わぬざわめきが沸き起こったのが12番ホールだ。

舞台整ったライバル対決 松山英樹「ジョーダンに負けないように」
 波紋を広げたのはI・H・ホのプレー。このホールのセカンドショットがシャンクしてボールは右サイドのブッシュに入った。雑草が生い茂る最悪のライ。アンプレヤブルも考えたが、「横も後ろもドロップする場所がなかった」と宣言を断念。「危ないと思ったけど」と雑草と枝を切り飛ばしながら、強引にクラブを振った。

 ところが、ホは打ったその場からなかなか動かない。うつむいた視線の先には、スイングの際飛び出した木の枝で負傷して血がにじむグローブがあった。左手だけでなく右手のひらなど3か所を負傷。それでも、ホは血染めのグローブでプレーを続行。12番をトリプルボギーでスコアを落とすも、15番ではバーディを奪ってトータル10アンダー4位でフィニッシュして見せた。

 上位に踏みとどまったものの、負傷直後の13番ではティショット後にバランスを崩すなど痛みの残る中でのラウンドだった。最終18番パー5では「僕のスタイルじゃないけど、痛くてドライバーが打てなかった」とティショットで3番ウッドを選択し、左林に打ち込むミスを招いた。

 ホールアウト後に報道陣の前で見せた傷口はぱっくりと割れて痛々しい。「明日は大丈夫」と前を向いたが、豪快なフルスイングがウリの選手だけにプレーへの影響は避けられそうにない。

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