<ダンロップフェニックス 2日目◇21日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>

 240ヤードのセカンドを30センチにつけた松山英樹のスーパーショットの興奮が冷めやらぬ18番グリーン。そのざわめきは、直後に放ったジョーダン・スピース(米国)のセカンドショットにより再び大歓声にかわった。

35年の壁に挑んだ20歳のスピース、ワトソンの前に散る
 残り239ヤードを21度のユーティリティ。「ヒデキのショットは気にせず、プラン通り5メートルくらいのイーグルチャンスにつけばと思って打った。ラッキーバウンドでピッタリついたね」。手前からグリーンをとらえて1メートルにつけるとそろってイーグルフィニッシュ。これにより3日目も最終組で松山との同組ラウンドが実現した。

 本戦を前に体調を崩し、この日のホールアウト後も「ノドが痛いんだ」と訴え、すぐに薬を服用するなど万全ではないスピースだが、マスターズ2位タイの力は存分に宮崎のファンに見せた。「ほとんどグリーンを外さなかったし、狙い通りのところに乗せることができていたので、パッティングもアグレッシブに打てた」。言葉通りこの日はフェアウェイキープ率、パーオン率共に1位。バックナインで6つスコアを伸ばして鮮やかに上位をとらえて見せた。

 日本での初めての戦いながら、下馬評通りの力で絶好の位置で迎える決勝ラウンド。そんな位置につけられたのもPGAツアーで共に戦う松山の影響も少なくない。「明日以降もヒデキも良いプレーをするだろうし、お互いに良い影響を受け合えればエキサイティングなゲームになると思う」。同世代ライバル2人は3日連続で同組。決勝ラウンドでもその相乗効果に期待が持てそうだ。

 「ヒデキはパッティングが素晴らしい。ショットも良くなっているので、週末はタフな相手になることは間違いないね。自分はこの2日間のプレーを続けるのみ。それができれば、最終日のバックナインで優勝のチャンスが出てくる」。ちなみに、21歳での優勝となれば77年大会を20歳7か月で制したセべ・バレステロスに続く年少記録となる。

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