<ダンロップフェニックス 初日◇20日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>

 妹の葉子さんをキャディに伴って初日のティオフを迎えた石川遼。2年ぶりの大会初日は2バーディ・2ボギー“71”のイーブンパー39位タイで滑り出した。

石川遼、苦手フェニックス攻略へ ジャンボからアドバイスも
 INの前半は耐える展開。10番でドライバーで放ったティショットを右ラフに曲げてボギースタートとなると、チャンスを決めきれない我慢の展開が続いた。16番で手前7メートルを沈めてこの日初バーディを奪うも、直後の17番パー3でティショットをグリーン左に外してボギー。我慢を続けたままバックナインを迎えた。

 それでも、後半は4番ウッドでの低く抑えたフェードボールのティショットを多用しながらコースをマネジメント。「日本ツアーではほとんど使わないショットだけど、アメリカでは毎週のように使っている。得意なショット」と300ヤード近い飛距離と正確性を両立しながら確実にフェアウェイをとらえて、大崩れすることなく初日を終了。「怪我は最小限に抑えられた」と難コースを相手にまずは納得のステップを踏んだ。

 初となる妹とのタッグには「余裕のある範囲内でやろうと思っていた」と、通常はキャディが行うバンカーならしやボール拭きなど石川自らが積極的に動いた。それでも、それをストレスに感じることなくスムーズに競技は進行。「バッグを担いでくれているだけでありがたい。会話をしながら楽しくやれました」と兄妹でのラウンドによるリラックス効果も大きかった。

 松山英樹、ジョーダン・スピース(米国)、同組で回ったウェブ・シンプソン(米国)ら同じ“PGAツアー組”はそろって石川より上位に名前を連ねた。これには「あと1つ2つ伸ばせていればフラストレーションはたまらなかった」と素直な心境を語ったものの、「焦ることなく、我慢して上にとどまっていられれば」と残り3日間を見据えている。

 「技量が求められる。ここで低迷するのは、現時点での自分の技量が足りないということ。本当に上手い選手が上に残るセッティングだと思う」。改めて、かきたてられるチャレンジスピリット。難関攻略へ気合いは十分にみなぎっている。

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