<ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 最終日◇26日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(7,119ヤード・パー71)>

 “いきなり忍び寄り、バクッを食いつく!” 首位の小田孔明に怒涛の追い上げでプレッシャーをかけ、最終日を盛り上げたのは、藤田寛之。

藤田大爆発「孔明の記事を読んで、攻めようと・・・」
 7アンダー・11位タイスタート。だが上位が伸び悩む中、するすると順位を上げ、一時は首位に並ぶ快“進撃”。前日の“65”を上回る、8バーディ・1ボギーの“64”でトータル14アンダーまで伸ばし、あと一歩のところまで小田を追い詰めた。

 「孔明は僕が先に(14アンダーで)上がって気持ち的にやりづらかったでしょう。“目の上のたんこぶが余計なことをしやがって”、と思っているでしょうね。性格悪いと思われたかも」と、笑顔で話した藤田。序盤にスコアを1つ落とし、一度は孔明の視界から隠れる。しかし5番からはバーディラッシュで一気に並ぶと、スコアボードで藤田の順位に気づいた小田に「本当に強いと実感しました」と、強烈な爪痕を残した。

 賞金ランキングで孔明に逆転を許すも「今度は追いかける立場になるので、気はラクになりますかね。もう“目の上のたんこぶ”じゃなくなったかも。ただ賞金王争いは僕ら2人だけじゃないし、これからもうひと山、ふた山あるんじゃないですか」と、シーズン終盤にかけて、“面白くなる展開”を歓迎した。

 『ダイヤモンドカップ』で勝利で孔明から賞金ランキング1位を奪い取った際に、「“おじさんゴルファー”が年間3勝しているジャパンゴルフツアーはどうなのか」と自身の活躍を引き合いに出し、「40代がバンバン勝っているツアーなんてどこにもない」と若手・中堅ゴルファーに意識改革を促した藤田。

 小田が「藤田さんに元気がないって言われるから、阻止しないといけない」と、自身を意識する発言をしていることを受け入れ楽しんでいるように見える。そして苦言を呈した以上、やすやすと1位を渡さないと、小田に“恐怖を植え付ける”ゴルフをこの決勝ラウンド2日間で展開したことは、藤田なりの意地だった。

 この意地と、意地のぶつかり合いがツアーの終盤戦を盛り上げていき、ツアー全体が活性化していく。

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