<日本オープンゴルフ選手権競技 2日目◇17日◇千葉カントリークラブ・梅郷コース(7,081ヤード・パー70)>

 初日よりも多くのファンを引き連れて、10番ティよりティオフしたアダム・スコット(オーストラリア)。立ち上がりは、スコット自身も、そしてギャラリーもフラストレーションが溜まる展開だった。4ホールで3ボギー。3パットを繰り返し、1オーバーとなった世界ランキング2位の選手を取り囲む人垣からは「一体どうしたちゃったの?」という声がちらほら。

2日目のA・スコットのプレーをフォトギャラリーで振り返る!
「今朝はグリーンが速くて、面を食らってしまった。昨日と状態が違い過ぎていた」と、序盤はグリーンの感覚をつかむのに時間がかかった。短いパットを外したときは、苛立ちを見せる場面もあったほど。また「ピンポジションが厳しいホールが多く、落としどころを誤る場面もあった」とショットも思い通りにいかなかった。

 18番パー5で初バーディを奪うが、後半も我慢の展開。後半スタートの1番パー4では、ティショットを右に曲げ、林の中からのセカンドショット。ギャラリーから今日一番の歓声を引き出す低空リカバリーショットでグリーンをとらえるが、もったいない3パットでボギー。「疲れの影響はない」と本人は言うものの、4番では右足ふくらはぎの張りを確認する場面があるなど、どうみても本調子ではない。最終的には3バーディ・5ボギー、通算イーブンパーの19位タイで2日目を終えた。

 疲れのほかにも後半から出てきた風にも苦しめられたスコット。「ティショットが風の影響を受けたのは事実。フェアウェイも狭いので苦労をした」といい、「今日はこのスコアで切り抜けることが出来て、ホッとしている」のが実情のようだ。

 水曜日に来日し、9ホールの練習ラウンドのみで迎えた今大会。「プレーする中でコースの攻略法を考える必要がある」と影響を語り、「ドッグレッグが多いコースなので、ショットのラインを読むのが難しく、クラブ選びに苦労している」と台風19号のため来日が遅れたことによる準備不足を認めた。

 だが、今日のスコアを引きずることなく、すでに切り替えは出来ている。初日終了時点、首位と5打差の段階で「まだあと54ホールある」と余裕を見せたスコットだが、2日目を終えたあとの会見では「3日目で首位と4〜5打差で迎えたい。僕は下位にいるのでプレッシャーはない。こっそりと後ろに隠れて上位を狙っていきたい」と控えめながら、最終日に”まくる”気満々だ。

 ホールアウト後に駆けつけたファンに対して、サインを書く時間を設けるなど、大会への協力を惜しまないスコット。まさかまさか、最後の最後で逆転優勝を果たすシチュエーションを自ら作り上げ、大会を盛り上げようとしているのだろうか…。


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