<日本オープンゴルフ選手権競技 事前情報◇15日◇千葉カントリークラブ・梅郷コース(7,081ヤード・パー70)>

 台風19号の影響で来日がこの日にずれこんだアダム・スコット(オーストラリア)は昼前にコースに姿を見せた。マスターズチャンピオンを一目見ようと、練習日にも関わらず詰めかけたギャラリーと多くの関係者に囲まれながら、穏やかな表情で日本の芝を踏んだ。

今年の「日本オープン」は“選手の技術を引き出す”!
 スコットはそんな喧騒をよそに、疲れも残る中精力的に動いた。途中15歳のアマチュア岡崎錬と合流しながらOUT9ホールを回ると、コースメンテナンスの関係でラウンドはできなかったIN9ホールは、クラブは持たず歩いてチェック。「後半はプレーはできなかったけど、歩いたことによりグリーンのスロープが良く見えた」と今大会への高いモチベーションの一端を示した。

 強い思い入れには訳がある。日本での試合は2007年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来、7年ぶり3度目。2年前からはユニクロとウエア契約を結び、マスターズを制した昨年は試合には出場しなかったものの来日するなど、日本との強い結びつきを保っている。今大会はキャディバッグにユニクロのロゴを入れた日本ツアー特別仕様で登場。「今はPGAツアーのことも考えていなくて、日本のこの試合に集中している。とにかく楽しみなことが多いのでその先は考えていない」。

 今大会は、フルタイムでのキャディを引退した相棒スティーブ・ウィリアムスの代わりに、かつてメジャータイトルを制覇した経験のあるエディ・ガルディノをキャディに起用。シーズンを担ぐキャディはまだ決めかねている状況だが、友人でもあるガルディノとのコンビに不安はない。今後に向けても「今週を含めていろいろ検討して、来年に向けて決めていきたい」と語るなど日本のナショナルオープンはスコットにとっても多くの重要な意味を持つ大会と言えそうだ。

 予選ラウンドは全米オープンで同組で回った藤田寛之とのペアリング。「どこの試合でも勝つことが目標。楽しみながらワークしていきたい」。端正なマスクに闘志を秘めて7年ぶりの日本でのティオフを迎える。

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