<日本プロゴルフシニア選手権 住友商事・サミットカップ 3日目◇10日◇サミットゴルフクラブ(6,878ヤード・パー72)>

 茨城のゴルフ場にマングース!?「日本プロゴルフシニア選手権 住友商事・サミットカップ」は、3日目を終えてディフェンディングチャンピオンの渡辺司がトータル12アンダーで単独首位に浮上。2位とは1打差と混戦模様ながら大会連覇へ王手をかけた。

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 この日“64”の好スコアで回ったにもかかわらず、ホールアウトした渡辺の顔は青ざめているようにも見えた。前半を“30”で折り返しながら後半はパットが決まらず停滞したこともあるが、原因はそこじゃない。「あの人の名前を見た瞬間に、他の全部の選手の名前が消えた」。1打差の2位タイに室田淳。昨年プレーオフを戦ったシニアの鉄人の急浮上に戦慄を覚えた。

 上位にいる名だたるシニアの名選手をかすませる圧倒的な存在感。59歳にしてレギュラー、シニアを掛け持ちする室田の底力はまさに規格外だ。室田自身は昨年プレーオフで敗れた渡辺を“天敵”と表現したが、渡辺は全力で否定。「天敵どころか、室田さんがみんなの天敵だよ。ハブ、マムシ、ヤマカガシ…シニアには色んな蛇がいるけど、室田さんはマングースだから」。鉄人はどうやらシニアの食物連鎖の頂点に君臨しているようだ。

 だが、渡辺もただ捕食されるのを待っているわけにはいかない。明日は天敵マングース室田と最終組で同組対決。「あの人は間違いなく“67”くらいでは回ってくる。でも僕もショットが2日目に良くなって、今日また良くなった。最終日楽しんで、ヤマカガシがマングースに挑んできますよ」。

 室田と同じ11アンダー、最終組には“マムシ”のジョーこと尾崎直道もいる。役者はそろった。「相手に不足は一切ない!おつりがくるくらい!」一撃必殺の毒…じゃなくて爆発力で、生態系を揺るがす勝負の18ホールに挑む。

※ヤマカガシ
爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属。体調は大きいもので150センチになり、北海道、小笠原諸島以外に広く生息する蛇。

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