<スタンレーレディスゴルフトーナメント 初日◇10日◇東名CC(6,561ヤード・パー72)>

 国内女子ツアー「スタンレーレディスゴルフトーナメント」の初日。QTランク10位の資格で今季の国内女子ツアーに参戦している45歳の鬼澤信子が7バーディ・2ボギーの“67”をマーク。首位と2打差の5位タイと好発進を決めた。

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 「パターが入ってくれた。最後は小物(ショートゲーム)だね」。熾烈なバーディ合戦の中で鬼澤の豪快なショットと熟練の技が光った。この日の鬼澤はスタートホールとなった10番で早々にバーディを奪うと、前半さらに3つのバーディを奪取。12番でボギーを1つ叩いたが、前半を終えて3アンダーと上位で折り返した。

 後半に入ってからは、5ホールパーを並べる我慢の展開から6番でこの日2つ目のボギー。暗雲が立ち込めたが、逆にこれでスイッチが入ったのか、7番でセカンドショットをピン2メートルにつけてすぐさまバーディとすると、8番パー5では4番ユーティリティで2オンに成功。このホールを楽々バーディとすると、最終ホールでもフェアウェイ右のバンカーからピン2メートルに寄せてバーディ締め。圧巻の上がり3ホール連続バーディで一気に順位を上げ、5アンダー5位タイで初日を終えた。

 鬼澤は今年で45歳。シニアツアーも視界に入る年齢だが、「緊張感があっていい。若いもんと勝負できる環境はいいじゃない」とレギュラーツアーに強いこだわりを持っている。そして、それを支えているのは若い選手に“負けない気持ち”だ。

 鬼澤の魅力は170センチ65キロの恵まれた体格から放たれる豪快なショット。この日も同組の若手選手を置き去りにする圧倒的な飛距離にたびたびギャラリーからどよめきが起こった。いかに体格に恵まれようとも年齢と共に飛距離は落ちていくものだが、鬼澤の飛距離は全く衰えない。それは若手の実力者、成田美寿々も「鬼澤さんは何歳になられてもパワーがある。年は関係ないのかな」と話すほどだ。

 飛距離が落ちない秘訣について鬼澤に尋ねると、返ってきた答えは「負けない気持ち!」。年を重ねて尚、「この立派な身体を活かさないとね。これからがいい味でると思うんだよね。やっぱり気持ちだよ」とポジティブに前進を続ける気持ちの強さこそ、鬼澤の強さであり、魅力であると言えそうだ。

 2010年の「ニトリレディス」でプロ20年目の初優勝を挙げてから4年。変わらずエネルギッシュに試合に臨む鬼澤が明日以降どのようなプレーを見せるのか。舞台は激しいアップダウンが特徴の東名カントリークラブ。厳しい戦いになるのは間違いないが、それを跳ね返すようなプレーを期待したい。

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