<ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント 1日目◇31日◇グランディ那須白河GC(6,961ヤード・パー72)>

 新規開催トーナメントの国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」が31日(木)に開幕。その初日、急遽出場が回ってきた高橋竜彦が6バーディ・1ボギーの“67”でラウンド。4位タイと好発進を見せた。

 星野英正が体調不良により急遽出場となった高橋。「緊張はした。だけど、いざ始まると過去の経験があるのでそれなりに落ち着いてできた」とベテランらしく気持ちをリラックスさせてコースに入ると13番、14番でいきなり連続のバーディ。その後バーディとボギーを1つずつ重ねてフロントナインを折り返す。

 後半でも4番、5番で連続バーディを奪うと、最後の9番でもバーディを決めトータル5アンダーの4位タイで今季ツアー初戦の初日を終えた。

 その高橋の好発進を支えたのが、自身もプロゴルファーである妻の葉月さん。今大会ではキャディとして高橋をサポート。「今日は二人とも暑さで…意見を聞いたりというよりも、待ち時間は二人で日陰で休んだりという感じだった」と本人は照れながら言うが、隣に一番の理解者がいることが急遽出場となった高橋が落ち着いてプレーできた要因のひとつだったのだろう。

 そんな高橋が今大会頑張りたいのには理由がある。それは葉月さんの実家が福島県南相馬市だからだ。先の震災では葉月さんの実家が被災、400メートル手前まで津波が押し寄せたという。その時高橋と葉月さんは福島にはいなかったが、葉月さんの家族は被災地から10日近くかけて現在住んでいる千葉に逃げてきた。

 そのような経験もあり、「福島で開催される大会で何か出来れば」と7月にダンロップ契約プロの予選会を受けたものの通過できず、今週はチャレンジツアーに出ることも考えた。それでも「練習と思って」と今大会にウェイティング。そして今回の出場につながったのだから人生分からない。

 「いいスタートが切れたけどこんなにいいのは今日だけだと思う。明日以降は欲を出さずにやりたい」と控えめに語った高橋。まずは予選突破を目指していく構えだ。

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