全英オープン、全米プロゴルフ選手権と2つのメジャーを含む出場試合3連勝を飾り、世界ランキング1位の座に浮上したローリー・マキロイ(北アイルランド)。圧倒的なショット力を武器に難コースをねじ伏せていく姿は新時代の到来を予感させた。

シリーズ2回目 マキロイ時代の検証 #2 新王者の持つ魅力とは
 では、新たな時代を作る25歳の強さの秘密、魅力はどこにあるのか。海外を拠点に活動を続ける、プロゴルファーでゴルフアナリストのアンディー和田氏にその秘密を聞いた。(シリーズ3回目)

【今後の注目ポイント“マキロイ独走の時代が来るのか?”】

 接戦を制した全米プロの大会後のインタビューでマキロイ自身は大会後の幸い運が味方をしてくれ、ラッキーな事が多かったと話していた。前組のファウラーが10番でバーディを獲り、マキロイよりも3打リードして迎えたマキロイの10番2打目は残り284ヤード。3番ウッドで打った球は狙ったラインよりも15ヤード左、予想したよりも10メートル低く飛んでいったが上手く寄ってイーグルを獲る事ができたという。

 飛距離のアドバンテージ、高弾道のアイアンショット、強気の攻めのスタイル…だが、マキロイが今後メジャー競技を含め「一人勝ち」になるとはまだ考えにくいところ。

 ツアー全体の層の厚さというのが一つの理由。 また毎週異なるコース設定になるということも考慮ポイント。マキロイの強さが発揮できるのは、比較的地面が軟らかくキャリーで攻める選手が有利な時。 2011年の全米オープンが開催されたコングレッショナルや、全米プロ開催キアワアイランドやバルハラもそうだった。

 コース設定や天候によって左右されるが、優勝スコアというのも大事なポイントだ。 過去PGAツアーで9勝しているマキロイの優勝した通算スコアーは全て12アンダー以上。コース設定が難しくなり一桁アンダーやイーブンパーライン優勝の忍耐力、我慢比べ大会をもし数回制するようになれば「真のマキロイ時代」がその時に来たと宣言したい。

文 アンディー和田

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