<フジサンケイクラシック 事前情報◇3日◇富士桜カントリー倶楽部(7,437ヤード・パー71)>

 近年は秋の訪れを告げるトーナメントとして知られる「フジサンケイクラシック」。まだこの時点では賞金王の行方や、来季のシードといった生々しいフレーズに敏感になっている選手はいない。だが、今大会に数少ない具体的な目標を掲げて臨んでいるのが現在賞金ランキング6位につける岩田寛だ。

“何か”が起こる富士桜の18番 今年の改修は…
 実は今大会終了時の賞金ランキングで5位以内に入ることが出来れば、来季のウェブドットコムツアーへの出場権をかけた予選会をファイナルからチャレンジすることができる。岩田が目指すのはまさにそのスポット。岩田は昨年も同じウェブドットコムツアー予選会に挑んだが、あえなく第2関門のセカンドQTで脱落。それだけに、ファイナルから挑戦できるのは大きな意味を持つ。

 岩田は08年に初めて米ツアーの予選会を受験したものの失敗。その後は日本をメインに戦っていたが、シード確保を早々に決めた昨シーズンに再び予選会に挑みセカンドで敗れた。33歳を迎えた今年も「アメリカには行きたいと思っている」とその思いは消えていないものの、一方で「早く行かないといけないというのもある」。

 若年齢化の進むゴルフ界にあって岩田はすでに中堅選手。これからアメリカの、しかも下部ツアーへ挑むのは年齢的にも今年がギリギリというのが岩田の判断だ。「落ちても通ってもQTはあと一回しか受けない。それでだめならしょうがない。そういう運命だったと思う」。第一関門である賞金ランク5位までは約124万円。予選ラウンドはその賞金ランキング5位に立つ宮里優作と同組となっている。「まずは、目の前のことをしっかりやっていくだけ」。運命を切り開くのは自分自身だ。

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