<フジサンケイクラシック 2日目◇5日◇富士桜カントリー倶楽部(7,437ヤード・パー71)>

 山梨県にある富士桜カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」は時折小雨がぱらつく不安定なコンディションとなったものの、2日目の競技を無事に終了。岩田寛が連日の“69”でスコアを2つ伸ばし、トータル4アンダーの5位タイに浮上した。

目指すは賞金ランク5位以内 岩田寛が挑む米ツアーQT再挑戦への道
 この日は冷静に守りのゴルフに徹した。「朝から調子が良くなかったので、セーフティにやろうと思った」と自身の調子を判断して、持ち味の攻めのスタイルを封印。ティグラウンドが前方に移動しワンオンを狙える設定となっていた14番もグリーンは狙わず、手前からセカンドショットをピンに絡めてバーディを奪うなど、最後までゲームをマネジメントした。

 岩田曰く昨年までのスタイルは“一撃必殺”。だが今季はそれを封印してマネジメントをできていることが、トップ10フィニッシュ7回という安定感につながっている。そのマネジメント術を岩田に植え付けたのが、昨年挑戦した米ツアーの予選会だ。世界中のプロが死に物狂いで戦うサバイバル戦で、ゴルフ人生で初めて“スコアを落とさない”ことを考えた。その経験は日本屈指の難コースを相手にも存分に生きている。

 昨年の米ツアー予選会はセカンドで脱落したが、アメリカツアーへの思いは捨てていない。今大会終了時点での賞金ランキングで5位以内に入ることが出来れば、1次、2次予選は免除されファイナルから参戦することができる。現在岩田のランキングは6位で5位の宮里優作とは約124万円差。この日同組で回った宮里は60位タイに沈んでおり、このまま上位をキープすれば十分に逆転可能。優勝なら文句なしだ。

 ファイナルを通過しても出場できるのは米ツアー下部のウェブドットコムツアー。PGAツアー出場権はまだまだ遥か彼方にある。それでも、世界最高峰の舞台への憧れを原動力に、。気持ちは冷静に。頂点を見据えて勝負の週末を迎える。

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