<片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権 初日◇12日◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(7,048ヤード・パー72)>

 国内では11年ぶりの開催となるマッチプレー競技「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権」が12日(金)に開幕。その初日には1回戦の16マッチが実施され、第1マッチに登場した期待の若手、大堀裕次郎が大会ホストの片山晋呉を2&1で敗り、2回戦進出を決めた。

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 マッチ序盤は百戦錬磨の片山がリードを奪った。スタートホールこそOKバーディを奪った大堀が1アップとしたが、続く2番ホールからは片山が3連続アップ。安定感を欠き、3連続ボギーを喫した大堀を尻目に冷静にパーをセーブして試合を優位に運んだ。

 しかし、昨年の「日本アマチュアゴルフ選手権」を制するなど、マッチプレーを得意とする大堀が次第にペースを掴んでいく。5番パー5をバーディとしてアップを奪うと、7番パー3でもバーディを奪ってオールスクエア。試合を振り出しに戻すと、バックナインに入ってからは10番ホールこそ片山にアップを奪われたが、13番、15番、16番と終盤にかけて3ホールでアップを奪取。そして、大堀の2アップとなってドーミーホールの17番を迎えると、ここをパーで分け、ツアー27勝の永久シード選手を敗る大金星を挙げた。

 最後まで息の詰まる熱戦を繰り広げた大堀と片山だが、互いにショットの状態は不調。序盤は相手のミスにつけ込む形で互いにアップを奪い合った。しかし、中盤にかけては大堀がリズムを取り戻し、本来の切れ味鋭いアイアンショットを披露。15番パー5では215ヤードのセカンドショットを4番アイアンで2オンさせて、1回戦の勝利を大きく手繰り寄せた。

 大堀はマッチプレー競技について、「ストローク(プレー)より得意です。OBを打った時は、ストロークだと取り返すのに最低2ホールはかかるけど、マッチプレーは1ホールで終わる。けっこう気楽にアグレッシブに攻められるところが好きです」と得意とする理由をコメント。ツアー屈指の飛距離とアイアンの切れを持つ大堀の真価はマッチプレーでこそ強く発揮されるのかもしれない。

 また、今大会の目標について、「優勝です。ヨーロピアンツアーに出たいです」と話した大堀。今大会の優勝者には賞金4000万円の他に副賞として、グローバルチャレンジサポート1000万円と欧州ツアー「ハッサンII世トロフィ」への出場権が与えられる。同世代の松山英樹、石川遼と同じく世界の舞台でプレーすることを目指す大堀にとって、それは非常に魅力的なものだろう。果たして、世界へと続く道をどこまで勝ち進むことができるか。大堀は2回戦で松村道央と対戦する。

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