<ANAオープン 事前情報◇17日◇札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース(7,063ヤード・パー72)>

 国内男子ツアー「ANAオープン」が北海道にある札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースを舞台に開幕を迎える。今大会2年ぶりの参戦となった石川遼は開幕前日の9月17日(水)が23歳のバースデー。開幕前のホストプロへの誕生日セレモニーも恒例で、23歳は笑顔と共に意気込みを新たにした。

「次はアメリカで優勝したい」2年ぶりVの石川遼が見せた進化
 今大会は2年ぶりの参戦。輪厚に残るのは苦手意識だ。過去5回出場して予選落ちが2回。最高順位は2010年の12位タイにとどまっている。「ドローヒッターにもならなければいけないし、フェードヒッターにもならなければいけないコース。ドライバーも飛ばして精度が高い球が求められる」。プロ転向以来ドローボールで飛ばしてきた石川にとって、ロケーション的に打ちにくいホールがありそこで苦戦を強いられてきた。

 だが、この2年間で石川が磨いてきたのはまさにその部分。「ショットのバリエーションですね。たとえば5番のパー5はすごい右ドッグレッグなのでドローヒッターは右へショートカットしにくくて、短いパー5なんですけどイーグルを狙えなかった。だけど今日はフェード目のイメージで完璧に打てて、セカンドは5番アイアンで狙えた」。

 飛ばし一辺倒だった10代のゴルフ。だが23歳となった今や、高低左右の打ち分けは得意な部類でもある。「コースの色に染まれるようにしていきたい」。そう語れるのも輪厚からの課題を2年間積み重ねてきた自信があればこそだ。「米ツアーでは苦手なコースを苦手だからしょうがないと思っていられない。苦手な部分を意識して改革していかないと」。戦う米ツアーというフィールドの分厚さも、結果的にショット力向上を後押ししている。

 ゴルフのスタイルは変革を続けてきたが、根本の部分での変化はない。「誕生日でも物欲は無いですね。目に見えるものではなく結果が欲しい」。10月9日(木)からは早くも米ツアー2014-15シーズンが幕を開ける。世界の頂を見据えるまなざしはそのままに、輪厚で23歳の第一歩を踏み出す。

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