<アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ 初日◇25日◇大利根カントリークラブ 西コース(7,102ヤード・パー71)>

 宮本勝昌いわく「ボギーを打たないオーラがある」。日本一粘り強い男が雨・風の悪条件に耐え抜き、不利な午前スタートながら初日を上位で終えた。JGA、JGTO、アジアンツアーの共同主管競技「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ」の初日。藤田寛之が3バーディ・ノーボギーの“68”をマークして、S・K・ホ(韓国)らと並ぶ2位タイにつけた。

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 「危ないところもあったけど、今日はうまくいきました」。ラウンド後のインタビューでは淡々と話した藤田だが、この日はティショットをラフに打ち込むことも多く度々ピンチを招いた。スタートホールの10番でもティショットを右ラフに入れると、グリーンを狙ったセカンドは右バンカーの中。そこからの寄せもピン奥2メートルと際どい距離を残してしまった。

 しかし、このパットを沈めてパーセーブに成功すると、13番パー3では8番アイアンのティショットをピン奥1.5メートルにつけてバーディ。前半を1アンダーで折り返すと、後半さらに6番で4メートル、9番で6メートルの距離を沈めて2つのバーディを奪取。結局、最後まで1つのボギーも叩くことなく初日のラウンドを終え、2位タイとなる3アンダーでホールアウトした。

 同じ芹澤信雄門下の宮本との“粘り合い”が好結果につながった。藤田と宮本は同門ということもあり、毎週のように練習ラウンドを共にしている。そこでは冗談を言い合ったりしてラウンドしているのだが、試合となれば「雰囲気が違う」。「スコアも競っていたので、どこかで負けたくないという思いがあった。宮本も良く耐えていたし、ボギーを打たないので、先に打ちたくはなかった」。

 今大会に臨むに当たり、藤田の状態は万全とは言い難い。シーズン開幕前から負傷している左肩に先週再び痛みを訴え、会場入りする前に痛み止めの注射を打っていた。さらに舞台となる大利根カントリークラブのラフは長く、そして密に生えている。藤田にとっては悪条件ばかりが重なるラウンドになったが、宮本と同組でラウンドしたことで生まれた対抗心が難コンディションを跳ね返す原動力となった。

 藤田と宮本は明日も同組でラウンド。初日は藤田が2打のリードを奪ったが、果たして残り3日間で2人のライバル対決はどのような展開を見せるのか。

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