<アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ 初日◇25日◇大利根カントリークラブ 西コース(7,102ヤード・パー71)>

 負傷に苦しむキング・オブ・シニアが好スタートを切った。JGA、JGTO、アジアンツアーの共同主管競技「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ」の初日。午後組でプレーした室田淳は4バーディ・1ボギーの“68”をマークし、首位と2打差の2位タイにつけた。

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 レギュラーツアー、シニアツアー、そして海外のチャンピオンズツアー。世界を股にかけてツアーを転戦する鉄人・室田だが、最近は深刻な腰痛に悩まされている。「いつダメになるかわからない」。ゴルフを職業とする以上、避けては通れない怪我との付き合い。今年で59歳となる室田は現在、ゴルファーとして1つの岐路に立っている。

 そんな室田だが、もともと今大会には出場する予定ではなかった。2週間ほど前に急遽推薦での出場権が与えられ、「好意に応えるために」と今大会への出場を決意したのだ。

 しかし、当然ながら万全の状態で出場とはいかなかった。腰痛への影響から打球練習をすることができず、今大会に向けては24日(水)に18ホールの練習ラウンドを実施したのみ。「練習できないから辛いのよ」。

 室田にとっては悪い条件ばかりが重なっていたが、それでもこの日は室田らしい安定したプレーを見せた。「フェアウェイにほとんどいった」と好調なティショットを武器に4つのバーディを奪い、レギュラーツアーやアジアンツアーのトップ選手たちが苦しむ中、ボギーをたった1つに抑えてリーダーボードを浮上。怪我の影響をほとんど感じさせないゴルフで初日を2位タイの好位置で終えた。

 ラウンドを終えた室田は、「ドライバーがけっこう飛んでるよ。明るい兆しが出てきたかな」とこの日のプレーに好感触。腰の状態もあり、「明日はわからないけどね。ゴルフは一晩寝ると変わるから」と後ろ向きな発言も飛び出したが、果たして、明日以降どのようなプレーを見せてくれるのか。心配でもあるが、同時に楽しみでもある。

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