<アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ 最終日◇28日◇大利根カントリークラブ 西コース(7,102ヤード・パー71)>

 渡米前ラストゲームは課題を残す結果となった。「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ」の最終日。トータル3オーバー40位タイから出た石川遼は3バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの“71”とスコアを伸ばせず、最終結果は36位タイに終わった。

藤田寛之の最終日のプレーをフォトギャラリーで!
 米国男子ツアー新シーズンに向けて弾みをつけるラウンドとはいかなかった。奇跡の逆転優勝へはビッグスコアが最低条件だったが、この日先行したのは12番ホールのダブルボギー。続く13番から連続バーディを奪ったが、その後は1バーディ・1ボギーの低空飛行でスコアを伸ばせず。結局、スタート時と同じトータル3オーバーで4日間の競技を終えた。

 成績が低迷した一方で、自身の課題が明白になった4日間でもあった。今大会最後までショットに苦しみ続けた石川だが、この日の最終ホールで、「今日のベストショット」をティショット、セカンドと続けた9番ホールである閃きがあった。「試合になるとリズムが全体的に速くなっている」。

 今季途中で“ショット力”向上を課題に徹底した打球練習を行っている石川は、練習段階では納得のいくスイング、納得のいく打球が出せるようになった。しかし、それが試合になると「やるべきことができない」。今大会でも時折、ティショット、アイアンショットを大きく曲げてトラブルを招き、スコアを停滞させた。

 石川いわく、試合の中でショットの精度を上げるために必要なことは“リズムとルーティン”。「自分のゾーンにしっかり入ることだと思います。練習場では続けて打てるので自然とリズムが良くなりますが、試合だと構えた時に一瞬リズムが狂っただけでもまっすぐいかないんです」。

 つまり試合の中では常に一定したリズムとルーティングでアドレスに入ってスイングする必要があり、それこそ石川がこれから克服すべき課題だというのだ。今大会のおいて、特に参考になったのが3日目に同組でラウンドした片山晋呉のようで、「片山さんは一緒に回っていてリズムが崩れない。一連の動作がゾーンの中でやれているように見えて、参考になった」と話した。

 結果として今大会では思うような結果を残せなかった石川だが、今後につながる大きな収穫を得ることができた。まずは来季のシード権確保、そして松山英樹に続く米国男子ツアー初優勝を挙げるためにも、この日得た課題をクリアしにいく。

 尚、今後の石川は10月1日に新シーズン開幕に向けて渡米。米国男子ツアーシード選手の1人として新たな戦いに身を投じていく。

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