<マスターズ 3日目◇12日◇オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>

 米国男子メジャー「マスターズ」の3日目。昨年の「ジョン・ディア・クラシック」優勝からプレジデンツカップメンバーに選出されるなど、一気に米ツアーのスターダムを駆け上がった20歳の新星ジョーダン・スピース(米国)がトータル5アンダーで首位タイに浮上した。

スピースやスコット、マキロイの順位はPGAリーダーズボードで確認!
 仮に20歳のスピースが優勝すれば、21歳3か月14日で1997年大会を制したタイガー・ウッズ(米国)を抜いてマスターズ史上最年少優勝。さらに、初出場での優勝となれば、1979年のファジー・ゼラー(米国)以来35年ぶりの快挙となる。

 同組で王者アダム・スコット(オーストラリア)がスコアを崩す中、4バーディ・2ボギー。連日の“70”で安定したプレーを見せた。近年の若手プロの中では飛距離が出るタイプではないが、小技とパッティングでスコアを作る職人。初優勝をつかんだジョン・ディア・クラシックでは最終18番でバンカーからチップインバーディを奪って勝負をプレーオフに持ち込んだ。

 この日も勝負どころの15番でレイアップした3打目をウェッジでピン上2メートルに寄せてバーディ。パターを軽く掲げると右手で握り拳を作った。最終18番をパーでホールアウトした時点でバッバ・ワトソン(米国)と共に首位タイに並ぶと、目の肥えた18番のパトロン達も20歳の新星にスタンディングオベーションで応えた。

 偉大な記録更新に王手をかけたスピース。「すごく興奮している。夢が現実になろうとしているんだからね。でも、明日もプランを変えないで粘り強くプレーをしたい」。歴史の一ページがめくられようとしても、20歳から冷静さは失われていない。

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