<中日クラウンズ 2日目◇2日◇名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース(6,545ヤード・パー70)>

 2年ぶりに和合に戻ってきた石川遼。初日は大ギャラリーから大声援を受け4アンダー6位タイと好スタートを切った。そして上位との差を縮めるべく臨んだ2日目、初日よりも風が強く、グリーンも本来の硬さを取り戻しつつある中でのラウンドとなった。

遼、2年ぶりの和合は“66”!6位タイと好発進
 石川のスコアが動いたのは3番。フォローの風の中、左ラフから残り190ヤードのセカンドショットを7番アイアンで2メートルにつけバーディを先行させる。しかし、続く4番パー3ではティショットを奥につけてしまうと、下りの速いラインにタッチを合わせられず3パットのボギーを叩いてしまう。この日は初日ほどはショットが安定せず、この後も伸ばしては落としての出入りの激しいゴルフとなった。

 その中でも「そんなに悪いゴルフではなかったので、今日は難しいと思ってやりました」と冷静にプレー。上がってみれば6バーディ・4ボギーの“68”とスコアを2つ伸ばしトータル6アンダーでフィニッシュ。他の選手も思うようにスコアを伸ばせず、6打差あった首位との差を3打差にまで縮めることができた。

 石川のバッグには「プエルトリコオープン」以来、同じロフトで同じシャフトのフェアウェイウッドが2本入っている。シャフトの長さが0.25インチ長いほうが4番ウッド、短いほうが5番ウッドで普通に打てば距離の差は15ヤードほど。しかし、低めのコントロールショットを打つと4番はラン(※ボールが着地してからのコロがり)が40ヤード近く出るため、この日のように風の中で距離を稼ぎたいときは重宝しているという。

 この日はこのウッド2本を多用し、ドライバーを振ったのは3回のみ。2010年にこのコースで“58”を出したときとはまったく違うゴルフでギャラリーを魅了した。また、最終日の優勝争いに向け、ワンオンが可能な16番では昨日とは違った攻めを見せるなど、「明日のムービングデーに向けてシフトを変えていっています」。アメリカでの経験から首位との差により、終盤で積極的にピンを攻めるかどうか判断するそうで、明日からは「それを間違えないようにしたい」と話した。

 独自のクラブセッティングに、周囲を状況を総合的に判断して自らのプレースタイルを変更させたりと“大人”なゴルフが目立ってきた石川。首位との差を縮め、明日からも「余裕をもってプレーすることができる」と微笑んだ。明日はこの2日間以上に大勢のギャラリーが和合に来場することは間違いない。その中でさらに差を縮め、ファンを熱狂させるプレーを魅せてくれるだろう。

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