5月8日から11日まで開催された、ヨーロピアンツアー「マデイラ・アイランド・オープン」。大会は度重なるサスペンデッドの末に36ホールの短縮競技で決着したが、最終ラウンドに起こった悲劇にツアーの空気は沈んでいる。

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 日曜日の最終ラウンド。アリスター・フォーサイスのキャディを務めていたイアン・マクレガー氏が最終9番を迎えた際に心臓発作でフェアウェイに倒れ込み緊急搬送。そのまま帰らぬ人となったのだ。

 この悲劇を受けてツアーはこのまま競技を継続するか関係者、選手含めて協議。最終的にツアーはマクレガーに哀悼の意を表した上で競技続行を決定し、ラウンドを完結させた。しかし、パブロ・ララサバルら複数の中心選手が「プレーを継続することは信じられない。命はゴルフよりも重要なものだ」と語るなど決定に波紋が広がっている。

 悲劇を目の当たりにしたフォーサイスは「マックがそれを望んでいるのを感じた」と気持ちを奮い立たせて63位タイでフィニッシュ。ラウンド後フォーサイスは「誰もが悲しんでいる。15年近く前から彼を知っているが、キャディの間でも人気のある男だった。突然のことで本当に悲しいが、彼の家族のために何か考えたい」と沈痛な表情で絞り出した。

 プレーオフの末に勝利を手にしたダニエル・ブルックスも「この勝利は素晴らしいものだが、このような状況では良いとは言えない。私の哀悼の意を彼の家族にささげたい」と複雑な表情を浮かべた。ラウンド後には関係者、選手、キャディがパッティンググリーンに集まってマクレガー氏に黙とうがささげられた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>