<〜全英への道〜ミズノオープン 2日目◇30日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(7,382ヤード・パー72)>

 5アンダー3位タイからスタートした手嶋多一が4つスコアを伸ばしトータル9アンダーで首位タイに浮上した。1986年大会に当時ミズノ契約だった中嶋常幸が優勝して以来のミズノ勢ホストV。そして、自身7年ぶりの通算7勝目へ最高の位置で決勝ラウンドを迎える。

“一撃必殺”から脱却した“新生”岩田寛
 ツアーきっての天才肌も昨シーズンは苦しんだ。最終賞金ランキングは70位で薄氷のシード権獲得。開幕前には原因不明の激ヤセで7キロ体重が落ち、それに比例して飛距離も15ヤードほども低下した。

 周囲からは検査をするように勧められたが「検査して何かあったら嫌じゃないですか」とそのままシーズンに突入。「VISAで落ちた時はもうだめかなと思った。焦っていましたね」。シードを決めたのは実質最終戦の「カシオワールドオープン」だった。

 激ヤセの謎は解明されないままだが、今季は体重は自然に戻って飛距離も取り戻した。今週から新調したドライバーも好調で、この日はほとんどのホールでフェアウェイをキープ。パターも先週から戻した10年以上使い続けているモデルがフィットして、1番から4ホールで3つのバーディを奪う好スタートで首位の座を射止めた。

 今年46歳になるベテランだが、今年は序盤から体調は良好。2年前からは「20時以降には何も口にしないようにしている」と健康にも気を使っている。そのきっかけはテレビ番組。「猿2匹いて、片方には満腹に食べさせて、もう片方には腹八分目しか与えないっていう実験があって。たくさん食べさせた方がすごい老けてるんですよ。あぁ、これはいかんと思って(笑)」。猿の姿に自分を重ね合わせた?かは不明だが、ここから自分の生活を見直した。

 体調が戻ったことで精神的にも余裕が出てきているが、今大会の先にあるメジャーへの思いは一旦は封印する。「とにかくちょっとでも稼いでシードにつなげていきたい。1つでも良いスコアであがるのが大事」。今季はここまで約50万円ほどしか稼いでいない。それでも、しっかりとまとめてくるのはこのベテランの底力だ。

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