<リゾートトラストレディス 最終日◇1日◇関西ゴルフ倶楽部(6,510ヤード・パー72)>

 国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」の最終日。試合は序盤こそ大混戦の様相を呈していたが、終わってみれば2位以下に5打差をつける圧勝劇。その主役となったのは8バーディ・ノーボギーの“64”という完璧なゴルフを展開したテレサ・ルー(台湾)だ。

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 ルーは昨年の全米女子プロゴルフ協会公式戦「ミズノクラシック」で初優勝。賞金ランクも3位に躍進するなど、今季は賞金女王候補の1人と目されている。しかし、開幕してみるとコンスタントに好成績を残しているものの、ベスト10フィニッシュはわずかに2回。ここ最近では「ほけんの窓口レディース」から2試合連続予選落ちを喫するなど、思うような成績を残せずにいた。

 「すごく優勝したいから、ちょっと焦っていたのはあります」周囲の期待以上に、今季ルー自身が自分にかけた期待はことのほか大きい。しかし、その気持ちがルーのゴルフのリズムを奪っていた。

 そんなルーにとって大きな転機となったのは世界ランク7位のトッププレーヤー、フォン・シャンシャン(中国)とのラウンドだ。それは2週間前、「ほけんの窓口レディース」の2日目に実現。同組となったフォンとの会話やプレーを見ることで、ルーは様々なことを学んだ。一例を挙げれば、パッティングの時、カップインさせることではなく自分のストロークに集中すること。つまり、結果を求めず1打1打に集中することの重要さをフォンはプレーで示したわけだが、今季、結果を求めすぎていたルーにとってはまさに目からうろこ。「すごく勉強になりました」そう話すルーの表情はどこか晴れやかだった。

 そして今日、ルーは「自分のプレーに集中して、スコアは見ないでやりました」と目の前の1打に集中してプレー。「今週はグリーンのラインがよく見えた」とゾーンにも似た驚異的な集中力を発揮して、異次元のプレーを展開。イ・ボミ(韓国)ら実力者の猛追を意に介さず8つのバーディを重ねて、逆転での今季初優勝を掴み取った。プロゴルファーとして1つの壁を越えたルーの存在は、多くの選手にとって今後も脅威となりそうだ。

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