<日本女子アマチュアゴルフ選手権競技 4日目◇28日◇大洗ゴルフ倶楽部>

 雨中の激闘を経て2人のファイナリストが決定した。「日本女子アマチュアゴルフ選手権」の4日目。この日は、準々決勝と準決勝の2ラウンドが実施され、佐藤耀穂(埼玉栄高3年)と蛭田みな美(石川高2年)が決勝に進出した。

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 佐藤は準々決勝で勝みなみと対戦。ここでは前半こそ一進一退の攻防を展開したが、後半にかけて勝が崩れ始めたところで、畳みかけるようにアップを奪い4&2で勝利。さらに三浦桃香との準決勝では、序盤に2ダウンを喫するなど苦しい立ち上がりとなったが、佐藤は動じない。「相手のペースに構わず行こう」と自分のゴルフを貫き、13番からは3ホール連続でアップを奪い、勝負を決めた。

 この日の佐藤のゴルフを支えたのは、「自分のペースで気にせず行こう」というマイペースなメンタル。史上最年少優勝を達成した勝との対戦では、負けたくないという気持ちもあったようだが、だからこそ自分のゴルフを貫いて、勝利を引き寄せた。アマチュア日本一の座まであと1勝。「ここまできたら目指すのは優勝しかない。最後まであきらめずに楽しく回りたい」と力強く明日を見据えた。

 その佐藤と決勝戦でアマチュア日本一の座を争うのが蛭田みな美。準々決勝では予選メダリストの権藤可恋、準決勝では先週の米国女子メジャー「全米女子オープン」で予選通過を果たした橋本千里と対戦。いずれも今勢いのある選手だったが、権藤に「すごい入っていた」と言わしめたパッティングで勝利を引き寄せた。

 そんな蛭田の好調なパッティングを支えているのは大会2日目からルーティンに取り入れたという“深呼吸”だ。蛭田によれば、これまでのルーティンに加えて、アドレスに入る前に1度深呼吸する動作を加えたという。

 これは初日のラウンドを終えて、パッティングの不調に悩んでいる時に思いついたようで、蛭田のパッティングが好調だった時には自然と深呼吸していたのだという。その効果のほどは、初日のストロークが“75”だったの対して、2日目が“65”だったことでも十分窺い知れる。実際、橋本と対戦した準決勝でも、1番で6メートル、2番で2メートルを沈めて連続バーディ発進。中盤こそ、橋本にリードを許したが、バックナインにかけて着実に盛り返し、最終ホールをパーとしてマッチを制した。

 蛭田は明日の決勝について、「ルーティンを忘れずに、自分らしくやりたい」と話した。今大会での蛭田の躍進を支えるパッティングが明日も決まれば、アマチュア日本一の頂も見えてくる。

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