<長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 3日目◇5日◇ザ・ノースカントリーGC(7,050ヤード・パー71)>

 国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」。舞台となるザ・ノースカントリークラブは日本ゴルフ界の第一人者、青木功が設計し、「マスターズ」の舞台オーガスタのような華やかさと「全英オープン」のリンクスのようなタフさを同居した雄大なトーナメントコースだ。

石川遼の今日のプレーをフォトギャラリーで振り返る!
 このコースの特徴の1つとして挙げられるのは北海道のゴルフコースに多く見られる“西洋芝のラフ”。日本のコースに多い高麗芝などの和芝と比べて、葉が細くて柔らかい西洋芝では、それに対応した打ち方が求められ、「粘っこくて脱出が難しい」と多くの選手が苦戦を強いられている。

 そんな中で、対照的な考え方でラフを攻略して上位に浮上した選手がいる。単独首位の小田孔明と単独3位の石川遼だ。

 もともと小田は昨季の「ANAオープン」で優勝するなど北海道の試合を得意としている。その理由として挙げられるのは、雄大な大地を生かした広いコースレイアウトで楽にティショットが打てることに加えて、“西洋芝”のラフを得意としていることにある。

 「ラフに入って沈んでても、根こそぎ持っていけるから、あんまり気にならないんですよ(笑)」。国内男子ツアー屈指のパワーを誇る小田だからこそ言えることだが、小田にとって“西洋芝”のラフは細くて柔らかいため、根こそぎ打てるものらしい。実際、ラウンドしている最中も常に“フライヤー”で飛びすぎてしまうことを警戒してコースマネジメントをしているという。

 一方で、石川はその時々のライによってしっかりマネジメントすることで“西洋芝のラフ”に対応。13番ホールでは悩んだ末に、残り約150ヤードから池の手前へのレイアップを選択してパーをセーブ。最終18番ホールでは打てると判断して4ウッドを振り抜き、バーディを奪って見せた。米ツアーにおいて多様な芝の中でプレーした経験値が北海道特有の“西洋芝”を攻略したのだ。

 そんな2人は明日、最終日最終組で共にプレー。“西洋芝”をパワーでねじ伏せる小田か、それとも経験をもとに冷静に対応する石川か。今大会優勝の行方は、“西洋芝のラフ”への対応が握っているかもしれない。

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